東京の街中で思ったこと

先日、東京へ出かけた際に、街中で人が集まって突っ立っているのが奇妙に思えました。近づいてみると理由は判明、灰皿が設置されていたのです。井戸端会議が生まれても良さそうな距離の中で、だれもが無口でバラバラの方向を向いているのが印象的でした。


煙草を止めてだいぶ経ちます。今ではまったく吸いたいと言う気持ちがないのは、きっと健康でないので身体が止めておけと言っているからに違いありません。この先、健康を取り戻したと感じたときにはまた吸いたい気持ちになるでしょう。煙草に発がん性があるのは間違いないことだと思いますが、原因としては微々たるものだと思っています。そうでなければ人類はもっと前にガンによって滅んでいたことでしょう。喫煙という習慣が長い間続いてきているのには人類のおろかさではなく、なにかしらの知恵が働いた結果であると思っているのです。ガンを治療する側の医師が喫煙の害を強調するのは、まだ医療がガン治療に対して有効な手段を得ていないからに違いありません。以前にも書いたようにかつてはナチスドイツが国民に禁煙を強いたことも思い出します。


喫煙者にガンが分かった時に、それから先、喫煙を止めた場合は生存率が延びると言う報告は怪しいものです。ヘビースモーカーが禁煙するというのは極度のストレス、このストレスのほうが生存率に影響を与えるように思えます。さらに、自分の喫煙習慣がガンを引き起こしたという自責の念はさらに強いストレスとなって身体にダメージを与えることでしょう。ガンの原因には弱いと思っていても、喫煙は血管を収縮させ心臓病の原因という理由で私はガンが治ったとしても再開することはありえません。ともあれ、こんなふうに言いたいことを言って、これから先も後悔の無い人生を送りたいものです。